新潟県は小千谷市にその割烹はあります。
江戸時代から続く老舗の割烹で、長岡藩家老、河合継之助が食事をしたことでも知られています。

2004年10月23日に発生したM6.8の直下型の地震、
通称「新潟中越地震」により大きな被害を受けました。

地盤とともに基礎部が沈下、地震後の応急危険度判定は「危険」(建物に立ち入ることが危険)。
再生には4千万円以上かかることもあり、一度は廃業を決意したそうです。
しかし、地元からの強い声と、融資の決定、
そしてなによりも、震災前と変わらない「T様」を再生することが可能なことが分かった為に、修繕を決めました。
創建工房では、こちらの工事をお手伝いさせて頂きました。
剥落した壁。

基礎、土台、梁と繋がるラインをビスで留める。建物の要所を補修、補強。

はね出しの作りだった部分に、新設の柱をつくる。太い柱と梁で補強。

以前よりも安全性を高めながら、どこを直したんだと聞かれるように雰囲気を変えることはしない。
大きく隙間の開いた基礎石と土台。 基礎となる部分に鉄筋を組み、コンクリートで固める。

傾いた部分は鉄のワイヤーを使って引っ張る。これも柱が生きていたからできたこと。

修復するだけではなく補強もする。
筋違いを取り付け、耐震強度を上げる。
外観。
石垣の部分ももちろん再生

2005年4月10日に、無事営業を再開されました。




